血ヘドを吐く思いでS+に返り咲いた
シーズンごとにウデマエが降格
昨年12月から始まったスプラトゥーン3「2022冬 Chill Season」。
前シーズンでウデマエS+0だった僕は、ウデマエSに下げられた。とはいえ一度はS+に到達したんだし、まあすぐに返り咲けるだろうと軽く考えてた。
不毛な’老い’との戦い
ところがである。
戦いを重ねても負けばかりが積み重なっていく。
「かまどたんじろう」とかいうプレイヤーネームの相手に、それはもう面白いように手玉に取られ、デスを繰り返す。どう考えても自分の1/3も生きていないであろうキッズたちにボコボコにされる。
スプラトゥーンは初代からプレイしてきた経験で、最初の3ヶ月はなんとか乗り切れていたようだ。だが3ヶ月が過ぎた今、プレイヤー間の格差がなくなり、純粋なプレイの上手い・下手だけがランクを決める世界が待っていた。
スプラトゥーンのようなゲームは、反射神経や瞬間の判断力の比重が高い。五十路を過ぎた老体では、キッズたちの反応速度にどうやっても追いつけない。
僕の半分も生きていないであろう若者のYouTubeの解説動画に必死にすがり、そこで学んだことですら、老化した指先ではプレイに活かすことができない。
僕が前作から使っているスプラマニューバーという武器は、強くも弱くもない凡庸な武器なんだろう。もっと強い武器を使えば楽かもしれない。誘惑と単なる初老の意地がせめぎ合う。
でも毎日続けた
いま振り返ると、11月前半は一番スランプだった。
負けが続けばゲームと言えど面白くはない。
「おじさん、もうやめたら?」
ロロノア・ゾロとかいうプレイヤーは僕をボッコボコにしながら。そう言ってるかのように感じた。
4人チームなので、ひとり下手なプレイヤーがいると勝率に大きく響き、「戦犯」という言葉がやる気をどんどん削いでいく。
でも1日数プレイだけ、ちょっとの時間だけ、と未練がましく毎日続けた。
12月後半になると、少しだけ周りの動きが読めるようになり、昇格戦へのチャレンジを何度か繰り返すようになり。
そして僕はS+に返り咲いた。
あー、やっぱゲームは楽しい
このゲームはS+がある意味やっとスタートライン(この先にXマッチとかいうもっともっと上手い人達が競ってる本戦が待っている)なので別に自慢できる成果でもなく、まだまだ若いモンに負けんとか偉そうなことが言えるわけでもなく。
老いって色々なハンデなんだよなとしみじみ思いつつ、そのハンデに負けずに楽しくゲームがやれている自分に、少しだけ酔っている。
さあ、今日もスプラ3やるか!
えー、3連敗? クソゲーかよ…(コントローラーポイ捨て)